|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 装甲 : [そうこう] armoured ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
CSS ''アルベマール'' (Albemarle)は、南北戦争中のアメリカ連合国海軍(南軍)の蒸気駆動装甲艦で近代式衝角を有していた。アルベマールは、ノースカロライナ州の町および湾の名前だが、それらはカロライナ植民地の所有者の一人であった初代アルベマール公ジョージ・マンクに由来している。 ==建造== 1862年3月6日-3月9日に行われたハンプトン・ローズ海戦において、南軍の装甲艦CSS ''バージニア''は、木造艦で構成されていた北軍の封鎖艦隊に勝利した。この勝利により衝角付き装甲艦の攻撃能力を評価したアメリカ連合国海軍省は、1862年4月16日、当時19歳であったノースカロライナ州エリザベス・シティ(Elizabeth City)のギルバート・エリオット(Gilbert Elliott)中尉と、新造装甲艦の建造契約を結んだ。エリオットは、バージニアより小型ではあるが、ノースカロライナ沿岸において北軍の戦闘艦を撃破する砲艦建造の責任者となった。 エリオットが結んだ契約では、この衝角艦を建造する場所は自由に選べることになっていたため、プランテーションの所有者であったピーター・スミスの協力を得て、ロアノーク川(Roanoke River)上流のエドワード・フェリーと呼ばれる場所(現在のスコットランド・ネック(Scotland Neck)の近く)のトウモロコシ畑に小さな造船所を建設した。スミスは造船所の管理者に任命された。川の水深は浅く、北軍の砲艦が接近することはできず、建造中に破壊される恐れはなかった。エリオットの詳細なスケッチに基づいて、連合国海軍の主席造船技師であるジョン・ポーター(John L. Porter)が、30度に傾斜した8面の装甲板で構成される砲郭に大砲を収納し、前部に衝角を持つ砲艦の設計図を描いた。砲郭内にはの旋回式ブルック砲が、前後に1門づつ搭載された。双方とも、砲郭に開けられた3箇所の砲門から砲撃が可能であった。6箇所の砲門は重い鉄のシャッターで防御されていた。エリオットが製造した2基の蒸気機関で2軸の3枚スクリューを駆動した。 建造は1863年1月に開始され、翌年中も作業が続いた。この噂が近くに駐屯していた北軍部隊の注意を引いた。彼らは陸軍省に対して、後にアルベマールと呼ばれる装甲艦破壊のための遠征隊を派遣するよう要請した。しかし陸軍省はこのような任務のために予備の部隊は無いと判断した。後にこれは非常に近視眼的な判断であったことが分かる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アルベマール (装甲艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|